旧套墨守
読み方
きゅうとう ぼくしゅ意味
古くからのやり方・しきたり・型を、時代や状況が変わっても改めず、かたくなに守り続けること。多くの場合、必要な改革や工夫を避け、前例や慣習に固執する否定的な態度を指す。由来
「旧套」は古い型・古いしきたり、「墨守」は固く守って変えないことをいう。「墨守」は中国戦国時代(紀元前5〜3世紀ごろ)の思想家・墨子に関する故事に由来し、城を守り抜いたことから転じた語とされる。「旧套墨守」という四字熟語として成立した正確な年代は不明だが、漢語的表現として近世以降の日本語で用いられてきた。備考
「伝統を守る」という肯定的意味よりも、古いやり方に固執して進歩を妨げるという批判的文脈で使われやすい。硬い文章語で、日常会話ではやや改まった印象。例文
- 旧套墨守の経営では、急速に変化する市場に対応できない。
- 彼は旧套墨守をよしとせず、社内制度の見直しを提案した。
- 伝統を尊重することと、旧套墨守に陥ることは同じではない。
- 旧套墨守の姿勢が、若い研究者の自由な発想を妨げていた。
- この学校は旧套墨守から脱し、ICTを活用した授業を導入した。
類義語
- 旧態依然
- 因循姑息
- 旧慣墨守
- 前例踏襲
- 保守頑迷
対義語
- 旧套脱却
- 革故鼎新
- 破旧立新
- 創意工夫
- 新機軸