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墨守成規

読み方:ぼくしゅ せいき

意味

昔からある規則・慣習・前例などを、時代や状況の変化を考慮せず、かたくなに守り続けること。多くの場合、柔軟性を欠き、改善や改革を妨げるという批判的な意味で用いる。

由来

「墨守」は、中国戦国時代(紀元前4世紀ごろ)の思想家・墨子に由来する。『墨子』公輸篇には、墨子が楚による宋への侵攻を防ぐため、攻城側との問答で守城策を示した話がある。そこから墨子の守城法を守る意、さらに古い方法を頑固に守る意となった。「成規」は、すでに定められた規則のこと。「墨守成規」は両語を合わせ、既成の規則に固執する意で用いられる。なお、四字全体が『墨子』の本文にそのまま現れるわけではない。

備考

主に文章語で、古い規則や前例への過度な固執を批判する際に用いる。単に「規則を守る」という肯定的な意味ではなく、状況に応じた変更を拒む否定的な含みがある。

補足

  • 「墨守」を「黙守」と書くのは誤り(正しくは「墨守」)。
  • 「ぼくしゅうせいき」と読むのは誤り(正しくは「ぼくしゅせいき」)。

例文

  • 前例だけを墨守成規していては、顧客や社会の変化に対応できない。
  • 会議では、規程の墨守成規に陥らず、制度の目的に照らして運用を見直すべきだと提案された。
  • 伝統を大切にすることと、時代に合わない慣習を墨守成規することは別である。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字