検索

因循姑息

読み方:いんじゅん こそく

意味

古い慣習や前例にとらわれて改革を行わず、問題に対して根本的な解決ではない一時しのぎの対応で済ませること。また、そのような消極的で決断力に欠ける態度をいう。

由来

中国・宋代(12世紀前半)の学者、呂本中が官吏の心得を説いた『官箴』に見える語とされる。「因循」は古いしきたり・前例に従って改めないこと、「姑息」はその場だけを取り繕う一時しのぎの処置をいう。両語を重ね、改革を避けて場当たり的に済ませる態度を表す。

備考

批判的な意味で用いる。「姑息」には「卑怯」の意味で使われる場合もあるが、この熟語では主に「一時しのぎ・根本的でない処置」の意味である。

補足

  • 「姑息」を単に「卑怯」の意味だと解し、「因循姑息」を『卑怯で優柔不断』の意にするのは不正確。この語では主に「一時しのぎ」の意である。

例文

  • 因循姑息な対応を続けていては、制度の欠陥は解消しない。
  • 会社は因循姑息の改革ではなく、抜本的な見直しを求められている。
  • 問題を先送りにする因循姑息な姿勢が、事態をさらに悪化させた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字