改過不吝
読み方:かいか ふりん
意味
自分の過ちに気づいたら、それを改めることをためらったり、惜しんだりしないこと。誤りを素直に認め、すぐに正すべきだという教えをいう。
由来
中国の古典「尚書」の「仲虺之誥」に見える語。「改過不吝(過ちを改めることを惜しまない)」という句に基づく。伝承では、殷(商)の建国者である湯王を補佐した仲虺が説いた言葉であり、時代は紀元前17世紀頃とされる。ただし、「尚書」各篇の成立・伝承時期には諸説があり、本文の正確な成立年代は確定していない。
備考
文章語・教訓的な表現で、日常会話ではあまり用いない。「吝」は「惜しむ・ためらう」の意で、「ふりん」と読む。過失を認めて改める謙虚さをほめる際に使う。
誤用・混同注意
- 「改過不倫」と書くのは誤り(正しくは「改過不吝」)。
- 「吝」を「りん」と単独で読むことから、全体を「かいかふりん」以外に読まないよう注意する。
例文
- 失敗を隠すのではなく、改過不吝の姿勢で業務手順を見直した。
- 上司は部下に対し、誤りを指摘されたときこそ改過不吝であるべきだと説いた。
- 彼女は自分の判断ミスを認め、改過不吝に改善策を実行した。
分類
類義語
- 改過自新
- 悔過自新
- 過則勿憚改
- 知過必改