小異大同
読み方:しょうい だいどう
意味
細かい点には違い(小異)があるものの、全体としてはほとんど同じであること。個々の方法・形式・意見などは少し異なっていても、本質や大筋では一致していることをいう。
由来
中国の思想書『荘子』の「天下」篇にある、事物の「同」と「異」について論じた文章に基づく。『荘子』は戦国時代、前4~3世紀ごろに成立したとされる。「小異大同」という四字の形は、細部の違いより全体的な一致を重視する意味で定着した。
備考
文章語・やや硬い表現で、複数の案や意見を比較する場面によく用いる。「大同小異」もほぼ同義だが、こちらは「大きく同じである」ことを先に強調する言い方である。
誤用・混同注意
- 「大同小異」と意味を取り違えないよう注意する。両者はほぼ同義だが、語順が異なる別の四字熟語である。
- 「小異大異」と書くのは誤り。正しくは「小異大同」。
例文
- 両社の提案は価格設定に小異大同の差はあるが、基本方針はほぼ一致している。
- 各支店の接客方法には小異大同の違いが見られるものの、顧客を大切にする姿勢は共通している。
- 研究者たちの結論は小異大同であり、追加調査の必要性については意見が一致した。