威鳳祥麟
読み方:いほう しょうりん
意味
威厳のある鳳凰と、めでたい麒麟のこと。鳳凰・麒麟はいずれも中国で聖天子の治世に現れるとされた瑞獣であることから、転じて、徳望・才能がきわめて優れた、まれな人物をたとえる。
由来
中国の正史『宋書』の「符瑞志」に見える語に基づく。鳳凰や麒麟は、世がよく治まり、徳のある君主が現れた時に出現すると信じられた瑞獣であり、「威鳳」は威厳ある鳳凰、「祥麟」は吉兆を示す麒麟をいう。『宋書』は南朝斉の沈約らにより5世紀末、488年ごろに編纂された。
備考
鳳凰と麒麟は中国の代表的な瑞獣で、平和で徳のある政治の象徴とされる。日常会話よりも、人物を格調高くほめる文章語として用いられる。
誤用・混同注意
- 「威風祥麟」は誤り。「威風」ではなく、鳳凰を表す「威鳳」を用いる。
例文
- その老学者は深い見識と温厚な人柄を備え、弟子たちから威鳳祥麟の人物と敬われていた。
- 若手ながら卓越した技量を示した彼女は、業界の威鳳祥麟として注目を集めている。
- 組織が長く発展するには、威鳳祥麟と称される人材を育てることも重要だ。
分類
類義語
対義語
- 凡夫俗子
- 無名小卒