鳳毛麟角
読み方
ほうもう りんかく
意味
鳳凰の毛や麒麟の角のように、世にほとんど現れないほど珍しく貴重な人・才能・物事をいう。特に、非常に優れた才能を持ちながら数がきわめて少ない人物をほめて用いることが多い。
由来
中国の史書『南史』の「謝超宗伝」にある、謝霊運の孫・謝超宗をたたえた「鳳毛」の表現などに由来する。また、「麟角」は麒麟の角という得がたいものを指す。鳳凰と麒麟はいずれも中国の伝説上の霊獣であり、その毛や角はめったに得られないことから、稀有な才能・人物を表す語となった。『南史』は唐代の659年ごろに編纂された。
備考
主に人や人材をほめる硬い表現で、文章語として使われる。「鳳」は鳳凰、「麟」は麒麟を指す。単に数が少ないだけでなく、優れた価値や才能を備えることを含意する。
例文
- この分野で理論と実務の両方に精通した研究者は、鳳毛麟角といえる。
- 若くして伝統工芸の高度な技術を継承する職人は、まさに鳳毛麟角の存在だ。
- 彼のように複数の言語で原典を読み解ける翻訳者は、業界でも鳳毛麟角である。
類義語
対義語
- ありふれたもの
- 平凡
- 凡庸
- 有象無象