国士無双
読み方:こくし むそう
意味
国内で並ぶ者がいないほど、特に優れた人物。また、そのような傑出した人物であること。「国士」は一国を代表するほどの人物、「無双」は対になるものがなく比類がないことを表す。麻雀では、同名の役満役の名称としても用いられる。
由来
中国・前漢時代の故事に基づく。『史記』淮陰侯列伝で、蕭何が韓信の非凡な才能を評価し、劉邦に対して「諸将は得やすいが、韓信のような者は国士無双である」と推薦したことに由来する。故事自体は紀元前3世紀末ごろ、文献としての『史記』の成立は紀元前1世紀ごろ。
備考
本来は、国家を代表するほど傑出した人物をほめる語。現代では大げさな賛辞として使われることもある。麻雀では、13種の么九牌をそろえる役満の名称でもある。
別表記
- 国士無雙
補足
- 「国師無双」と書くのは誤り。正しくは「国士無双」。
- 麻雀の役としてだけの語ではなく、本来は比類ない人物を表す故事成語である。
例文
- 彼は長年の研究成果によって、その分野の国士無双と称えられた。
- 国家的な危機を乗り越えるには、国士無双と呼べる指導者が必要だ。
- 決勝戦で彼は国士無双を和了し、逆転優勝を果たした。
分類
類義語
- 天下無双
- 蓋世無双
- 人中の傑
- 当代随一
対義語
- 平々凡々
- 凡庸