剛正不阿
読み方:ごうせい ふあ
意味
意志が強く、正しい道を守って、権力者や周囲の人にへつらったり、おもねったりしないこと。また、そのような人柄をいう。「剛正」は意志が強く正しいこと、「不阿」は他人に阿(おもね)らないこと。
由来
中国の歴史書『宋史』の「包拯伝」を典拠とするとされる。北宋時代の名判官・包拯が、権力者や皇族にも屈せず公正に職務を果たした剛直な人物として描かれたことに由来する。『宋史』は元代の14世紀に編纂された。
備考
主に人物の人格や態度を褒める硬い表現。日常会話よりも、人物評・伝記・政治や司法に関する文章で用いられる。「阿」は「おもねる」の意で、この語では通常「ふあ」と読む。
例文
- 彼は剛正不阿な政治家として知られ、与党内の不正も容赦なく批判した。
- 剛正不阿の姿勢を貫いた裁判官は、権力や世論に左右されず判決を下した。
- 上司に迎合しない彼女の剛正不阿な態度は、ときに周囲を緊張させるが、多くの信頼も集めている。