大公無私
読み方:たいこう むし
意味
きわめて公平で、個人的な欲望・利益・えこひいきにとらわれないこと。「大公」はこの上なく公正であること、「無私」は私心がないことを表す。公の立場で、公平・中立に物事を扱う態度をいう。
由来
中国の古典『管子』形勢解にある「大公無私、平正不苟也」に基づく。「大公」はこの上なく公平であること、「無私」は私心がないことを表し、私的な利害に左右されず公平に振る舞う態度をいう。
備考
主に人物の人格・態度、または行政や審査などの公正な運営をほめる語として用いる。単に「私生活がない」という意味ではない。やや硬い表現である。
補足
- 「だいこうむし」と読むのは一般的ではなく、標準的な読みは「たいこうむし」。
- 「無私」を「私生活や個性がないこと」と解するのは誤りで、私心・私欲がないことをいう。
例文
- 審査員には、大公無私の立場で応募作品を評価することが求められる。
- 彼女は自分の派閥の利益よりも組織全体を優先する、大公無私な人物だ。
- 公職に就く者は、大公無私の精神を忘れてはならない。