馬鹿の一念岩をも通す
読み方:ばか の いちねん いわ をも とおす
意味
ふだんは愚かだと思われている人でも、一つのことを強く信じて脇目も振らずに努力し続ければ、岩に穴を通すほど困難なことでも成し遂げられる、という意味。ひたむきな執念や継続する力の大きさをいう。
由来
「一念岩をも通す」という句は、中国の故事に由来するとされる。前漢~後漢期に伝わる『韓詩外伝』などには、楚の熊渠子が石を虎と見誤って矢を放つと、その矢が石に深く刺さったという話がある。強い精神集中は金石をも貫くという故事が日本に伝わり、「馬鹿の一念」が付いて江戸時代ごろまでにことわざとして定着したと考えられる。
備考
「馬鹿」という語を含むため、相手に直接向けると失礼になりうる。自分をへりくだって言う場合や、第三者の並外れた執念・努力を評する場合に使われることが多い。
例文
- 周囲に無理だと言われても、彼は毎日研究を続け、馬鹿の一念岩をも通すというように難題を解決した。
- 一度決めた目標に粘り強く取り組む姿を見ると、馬鹿の一念岩をも通すという言葉を思い出す。
- 才能がないからと諦める必要はない。馬鹿の一念岩をも通すで、努力を重ねれば道が開けることもある。