意志薄弱
読み方:いし はくじゃく
意味
自分で決めた目的や考えを貫こうとする力が弱く、誘惑や周囲の意見、困難などに負けて、決意を変えたり行動を続けられなかったりすること。人の性格・態度を評する際に用いられる。
由来
「意志」は目的を実現しようとする心の働き、「薄弱」は弱くてしっかりしていないことを表す語で、この二語を結んだ熟語である。「薄弱」は中国古典にも見られる漢語だが、「意志薄弱」という四字の定着した表現は近代以降、特に明治期以後の日本語で広まったと考えられる。特定の故事・古典を典拠とする語ではない。
備考
人を直接「意志薄弱だ」と評すると、否定的・非難的に響くことがある。自分の反省として用いるほか、「意志が弱い」のように和らげて言うことも多い。
補足
- 「意思薄弱」と書くのは一般に誤り。決意して行動しようとする力は「意思」ではなく「意志」を用いる。
例文
- 健康のために禁煙を始めたが、意志薄弱で三日も続かなかった。
- 自分を意志薄弱だと責めるより、続けやすい環境を整えることが大切だ。
- 周囲の意見に流されず、意志薄弱に見えないよう自分の考えを述べた。