堅忍不抜
読み方:けんにん ふばつ
意味
どんな苦しみや困難にも耐え忍び、少しも意志を曲げたりくじけたりしないこと。強い忍耐力と、揺るがない決意をもって物事をやり抜く態度をいう。
由来
中国・北宋時代(11世紀)の文人・蘇軾(そしょく)による文章「晁錯論」にある「堅忍不抜之志(堅く忍び、抜くことのできない志)」に基づく。大事を成し遂げる人物には、並外れた才能だけでなく、困難に耐えて揺るがない志が必要だという文脈で用いられた。
備考
主に人の意志・精神力・努力をほめる場面で用いる、改まった表現。「不抜」は「抜き取れないほど固い」、転じて「揺るがない」の意。日常会話より文章語・スピーチで使われやすい。
別表記
- 堅忍不拔
補足
- 「不抜」を「不屈」と混同して「堅忍不屈」とすることがあるが、一般に定着した四字熟語は「堅忍不抜」。
- 「抜」を旧字体の「拔」と書く形もあるが、現代日本語では通常「抜」を用いる。
例文
- 彼は度重なる失敗にもかかわらず、堅忍不抜の精神で研究を続けた。
- 長期にわたるリハビリを乗り越えられたのは、彼女の堅忍不抜な努力のおかげだ。
- 目標を実現するには、才能だけでなく堅忍不抜の意志が求められる。