火事の後の火の用心
読み方:かじ の あと の ひ の ようじん
意味
火事が起きてから火の用心をしても手遅れであること。問題や災害が起こった後になって対策を講じても遅く、前もって注意や準備をしておくことが大切だ、というたとえ。
由来
火事の多かった近世以降の日本で、日常的な防火意識を背景として生まれたと考えられるたとえである。特定の作者・初出資料や成立年は明確ではない。火事が済んだ後に「火の用心」をしても遅いという、文字どおりの状況から生まれた表現。
備考
「手遅れな対策」をやや批判的にいう表現。防災・安全管理だけでなく、仕事上の失敗や日常の準備不足にも用いる。相手を強く責める響きになる場合がある。
例文
- 停電への備えを台風が過ぎてから始めるのは、火事の後の火の用心だ。
- 事故が起きてから安全点検を強化しても、火事の後の火の用心になりかねない。
- データを失ってからバックアップの必要性に気づくとは、まさに火事の後の火の用心である。