備えあれば憂いなし
読み方:そなえ あれば うれい なし
意味
必要な準備や対策をあらかじめ整えておけば、予想外の事故や困難が起きても心配せずに済む、という教え。災害、病気、仕事上のトラブルなどに対し、平時から備えることの大切さをいう。
由来
中国の古典『書経(しょきょう)』の「説命中」にある「有備無患(備え有れば患い無し)」という句に基づくとされる。『書経』の成立・伝承は複雑で、この句の正確な成立年は不明だが、遅くとも前漢期(紀元前2世紀ごろ)には漢籍として伝承されていた。日本には漢籍の受容を通じて伝わり、日本語のことわざとして定着した。
備考
「憂い」はここでは悲しみではなく、心配・不安の意。災害対策、防犯、健康管理、仕事のリスク管理など幅広く用いる。「備えあれば患いなし」ともいう。
例文
- 地震はいつ起こるか分からないから、非常食と水を用意しておこう。備えあれば憂いなしだ。
- 重要なデータは毎日バックアップしている。備えあれば憂いなしという考え方だ。
- 旅行前に保険へ加入し、連絡先も控えておいた。備えあれば憂いなしで、安心して出発できた。
分類
類義語
対義語
- 行き当たりばったり
- 泥縄
- 後手に回る