麟趾呈祥
読み方:りんし ていしょう
意味
麒麟(きりん)の足跡が現れ、めでたい前兆を示すという意味。転じて、子孫、特に男子の誕生や家系の繁栄を祝う賀詞として用いる。非常に喜ばしい出来事や、将来の繁栄を予告する吉兆を表す語。
由来
中国最古の詩集とされる『詩経』の「周南・麟之趾」に由来する。春秋時代(紀元前6~5世紀ごろ)までに成立したとされる同篇では、麒麟になぞらえて、徳のある君子の子孫をたたえる。「麟趾」は麒麟の足、「呈祥」は吉祥を現す意で、後に子孫繁栄や男子誕生を祝う成語として定着した。
備考
主に出産、とりわけ男子誕生を祝う漢文調の賀詞である。現代の日常会話ではあまり用いず、祝辞や書画などで見られる。「趾」は足・足跡の意。
補足
- 「麟趾祥呈」と語順を入れ替えない(正しくは「麟趾呈祥」)。
- 「麟趾」を「麒趾」と書かない。
例文
- ご長男のご誕生、まことに麟趾呈祥の慶びでございます。
- 一族は後継ぎの誕生を麟趾呈祥として祝い、盛大な祝宴を催した。
- 祝賀の書には「麟趾呈祥」と記し、新しい家族の健やかな成長と家門の繁栄を願った。
分類
類義語
- 吉兆
- 瑞祥
- 吉祥
- 鳳凰来儀
対義語
- 凶兆
- 不吉