鶴首延頸
読み方:かくしゅ えんけい
意味
待ち望む人や物が来る方向へ、鶴のように首を長く伸ばして、今か今かと待つこと。転じて、強い期待や切実な気持ちを抱きながら、到来・知らせ・訪問などを待ち焦がれるさまをいう。
由来
中国の史書『三国志』に見られる表現に基づく故事成語とされる。『三国志』は西晋の陳寿が3世紀末ごろに編んだ史書で、「鶴首」は鶴のように首を長くすること、「延頸」は首を伸ばすことを表す。いずれも、待ち望むあまり首を伸ばして遠方を見やる姿をいう。
備考
主に文章語・改まった表現で用いる。「鶴首」と「延頸」はともに首を長く伸ばす意で、強い期待を伴う待ち方を表す。単に時間が長いことではなく、待望する気持ちに重点がある。
別表記
- 鶴首延頚
補足
- 「つるくびえんけい」と読まず、通常は「かくしゅえんけい」と読む。
- 単に首が長いという身体的特徴を表す語ではなく、待ち焦がれる心情をいう。
例文
- 新製品の発売日を、ファンは鶴首延頸して待っている。
- 長期出張中の父の帰宅を、子どもたちは鶴首延頸の思いで待った。
- 被災地では、ライフラインの復旧の知らせが鶴首延頸して待たれている。
分類
類義語
- 翹首待望
- 延頸挙踵
- 首を長くして待つ
- 待ち焦がれる
この四字熟語に使われている漢字
広告