高山流水
読み方:こうざん りゅうすい
意味
高くそびえる山と、絶えず流れる水をいう。雄大で清らかな自然の景色を表す。また、中国の故事から、音楽や芸術の真意を深く理解し合える友、転じて非常に得がたい親友・知己をたとえる語としても用いる。
由来
中国古典の「列子」湯問篇に見える伯牙(はくが)と鍾子期(しょうしき)の故事に基づく。琴の名手・伯牙が高山を思って弾くと子期は山の雄大さを、水を思って弾くと子期は川の流れを聴き取ったという。伯牙は子期を唯一の理解者(知音)とした。故事の時代設定は春秋時代(紀元前6~5世紀頃)で、「列子」自体の成立時期には諸説ある。
備考
景観を表す用法と、「知音」「親友」を表す故事的用法がある。後者は、単に仲がよいだけでなく、才能・芸術・心情を深く理解し合う関係をいう。
補足
- 単に「山と川」という景観だけを指す語と思われがちだが、故事に基づき、深い相互理解を得た知己の意味でも用いる。
例文
- 旅の途中で眺めた高山流水の景色に、日常の疲れを忘れた。
- 二人は互いの演奏意図を瞬時に理解する、まさに高山流水の間柄だ。
- 師の作品の奥行きを語り合える友人に出会い、高山流水の知己を得た思いがした。
分類
類義語
この四字熟語に使われている漢字
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