山紫水明
読み方:さんし すいめい
意味
山が紫がかって美しく見え、水が澄みきって明るいこと。転じて、山と水が織り成す自然の景色が、清らかで美しいさまをいう。
由来
中国・唐代初期、7世紀後半の詩人・王勃が著した「滕王閣序」にある「潦水尽而寒潭清、煙光凝而暮山紫(水が引いて寒潭は清く、夕暮れの光が凝って山は紫に見える)」を踏まえた語とされる。山の紫の美しさと水の明るい清澄さを対にして、佳景を表した。
備考
主に文章語として、山水の美しい景勝地や、その眺めをほめる際に用いる。「紫」は山が霞や夕日などで紫がかって見える趣を表し、実際の山の色を限定する語ではない。
補足
- 「山清水秀」と混同して「山清水明」と書かない。
例文
- 展望台からは、山紫水明の景観が一望できた。
- この地は古くから山紫水明の里として、多くの文人に愛されてきた。
- 朝霧が晴れると、湖畔には山紫水明の世界が広がった。