風起雲湧
読み方:ふうき うんゆう
意味
風が起こって雲が湧き出るように、社会の出来事・運動・人物などが次々に現れ、勢いよく盛んになること。また、情勢が急激に動き、大きな変化が続くことにもいう。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ「史記」太史公自序にある「諸侯作難、風起雲蒸、豪傑建號、莫之能統也」に由来する。原文の「風起雲蒸」は、諸侯の反乱や豪傑の台頭が相次ぐさまを、風と雲の激しい動きにたとえたもの。「風起雲湧」はこの語意を受けて成立・定着した表現である。
備考
主に社会情勢、運動、人物・企業の台頭など、規模が大きく勢いのある現象に用いる硬い表現。出典の句は「風起雲蒸」であり、現行の四字熟語は「風起雲湧」である。
誤用・混同注意
- 出典に見える「風起雲蒸」と混同し、「風起雲蒸」を「風起雲湧」の単なる表記違いとみなすことがある。
- 「風雲湧起」と語順を入れ替えるのは、日本語の四字熟語としての標準形ではない。
例文
- 新制度の発表後、関連するサービスが風起雲湧のごとく登場した。
- 政局は風起雲湧の様相を呈し、各党の動きが活発になった。
- 革命前夜には、新しい思想や民衆運動が風起雲湧の勢いで広がった。