天下太平
読み方:てんか たいへい
意味
世の中全体がよく治まり、戦争や大きな争い・騒乱がなく、平和で安定していること。また、そのような世の中をいう。「天下」は全国・世の中、「太平」は平和で穏やかな状態を表す。
由来
中国戦国時代末期、紀元前239年ごろに呂不韋らによって編まれたとされる『呂氏春秋』の「大楽」に見える「天下太平、万物安寧」という表現に由来する。天下が平和に治まり、万物が安らかであるという理想の状態を表した語である。
備考
「天下」は必ずしも世界全体を指すのではなく、当時の支配領域や世の中全体をいう。現代では、平和すぎて緊張感がないという皮肉を込めて使われることもある。
別表記
- 天下泰平
補足
- 「太平」を「大平」と書くのは誤り。
例文
- 長年の戦争が終わり、人々は天下太平の世が訪れたと喜んだ。
- 為政者には、国民が安心して暮らせる天下太平の社会を築く責任がある。
- 事件や災害が続く現状を、天下太平だと呼ぶことはできない。