鞍馬労頓
読み方
あんば ろうとん
意味
馬に乗るなどして長い旅をしたために、ひどく疲れ果てること。また、そのような長旅による疲労をいう。「鞍馬」は鞍と馬、転じて乗馬・旅の移動手段を指し、「労頓」は苦労して疲れ弱る意。
由来
中国の漢語に由来する四字熟語。「鞍馬」は鞍を置いた馬、または馬での移動をいい、「労頓」は労苦によって疲れ弱ることをいう。馬での長途の移動が一般的だった時代の旅の苦労を表した語である。正確な初出や日本へ伝来した時期は不明だが、中国古典・漢文系の表現として用いられてきた。
備考
文章語・漢文調の硬い表現であり、日常会話では「長旅の疲れ」「移動疲れ」などが自然。「鞍馬」は地名の「くらま」ではなく「あんば」と読む。
例文
- 長時間の移動で鞍馬労頓の身ではあったが、予定どおり会議に出席した。
- 一行は鞍馬労頓を癒やすため、宿でゆっくり一夜を過ごした。
- 遠方から来た客の鞍馬労頓をねぎらい、まずは休息を勧めた。
類義語
- 旅疲れ
- 舟車労頓
- 風塵苦患