雍容大雅
読み方:ようよう たいが
意味
態度・物腰・姿などが、ゆったりと落ち着いていて、気品があり優雅であること。「雍容」はせかせかせず穏やかなさま、「大雅」は上品で格調高いことをいう。人の立ち居振る舞いや文章・芸術の格調をほめる語。
由来
中国の史書『後漢書』の「崔駰伝」に見える語とされる。「雍容」はゆったりと落ち着いたさま、「大雅」は非常に上品で優雅なことを表し、両語を重ねて気品ある姿・態度をいう。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半(およそ432~445年)に編纂した。
備考
主に人物の容姿・物腰・態度や、芸術・文章などの格調をほめる、やや硬く文語的な表現。単に「派手で美しい」という意味ではなく、ゆとりと品位を伴う美しさをいう。
補足
- 「雍容」を「ようゆう」と読まない。正しくは「ようよう」。
- 「雍」を「擁」と書き換えて「擁容大雅」とするのは誤り。
- 「大雅」を「たいか」と読まない。正しくは「たいが」。
例文
- 式典での彼女の落ち着いた所作には、雍容大雅の趣があった。
- その俳優は年齢を重ねても雍容大雅たる雰囲気を保っている。
- 古都の庭園は、華美ではないが雍容大雅な美しさを見せている。
分類
類義語
- 温文爾雅
- 典雅優美
- 優雅端麗
対義語
- 粗野卑俗
- 軽佻浮薄
- 下品