阿諛曲従
読み方
あゆきょくじゅう
意味
他人、特に権力者や目上の人の機嫌を取るために、おもねりへつらい、自分の考えや信念を曲げて言いなりになること。無批判に相手へ迎合する態度を、強く非難していう語。
由来
中国・後漢時代の歴史書『漢書』「匡衡伝」にある「阿諛曲従、阿上之意」に基づく。「阿諛」は人に気に入られようとしてへつらうこと、「曲従」は自分の意見を曲げて相手に従うことをいう。『漢書』は班固が編纂を始め、班昭らにより2世紀初め(およそ紀元111年ごろ)に完成したとされる。
備考
「阿諛追従」ともいう。権力者や目上の人に無批判に迎合する態度を非難する、強い否定的な表現である。日常会話よりも文章語・評論などで用いられやすい。
例文
- 上司の機嫌を取るために事実を曲げて報告するのは、阿諛曲従にほかならない。
- 組織が阿諛曲従の空気に支配されると、誤った方針を誰も正せなくなる。
- 彼は権力者に阿諛曲従せず、会議では反対意見も率直に述べた。