鍥而不舎
読み方:けつじ ふしゃ
意味
困難や失敗があっても途中でやめず、根気強く努力や学問を続けること。継続して励めば、金石にさえ彫刻できるほどの大きな成果を得られる、というたとえ。
由来
中国・戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに荀況(荀子)が著した「荀子」勧学篇にある言葉。「鍥而舍之、朽木不折。鍥而不舍、金石可鏤(刻んで途中でやめれば朽ち木さえ切れないが、やめずに刻み続ければ金や石にも彫刻できる)」に基づく。「鍥」は刻む、「舎」はやめる意。
備考
「鍥」は「刻む・彫る」、「舎」は「やめる」の意。日常会話ではまれで、文章語や座右の銘として用いられる。原典の字を保つ「鍥而不舍」も用いられる。
別表記
- 鍥而不舍
誤用・混同注意
- 「鍥」を「契」と書くのは誤り。
- 「不舎」を「不捨」と書くのは一般的な表記ではない。正しくは「不舎」、または旧字を用いた「不舍」。
例文
- 研究はすぐに成果が出なくても、鍥而不舎の精神で実験を重ねた。
- 彼女は鍥而不舎に練習を続け、難関の演奏会の舞台に立った。
- 新規事業を成功させるには、失敗を恐れず鍥而不舎で改善を続ける姿勢が求められる。
分類
類義語
対義語
- 一曝十寒
- 半途而廃
- 有始無終
- 中途放棄