半途而廃
読み方:はんと にして はいす
意味
物事を完成させないまま、途中でやめてしまうこと。「半途」は道や仕事のなかば、「而」は「〜して」、「廃」はやめる意である。単に不完全な状態をいうより、目的や事業を中断・放棄することに重点がある。
由来
中国・戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)に成立したとされる儒教書『中庸』にある「君子遵道而行、半途而廃、吾弗能已矣(君子は道に従って進み、途中でやめる者もいるが、私はやめることができない)」に由来する。『中庸』はのちに『礼記』に収められた。
備考
硬い文章や講演などで用いられる表現で、日常会話では「途中でやめる」「中途で放棄する」と言い換えることが多い。「中途半端」は未完成・不徹底という状態を表す点で異なる。
別表記
- 半途而廢
誤用・混同注意
- 「中途半端」と混同し、単に完成度が低いという意味で用いるのは不正確。
- 「廃す」を自動詞の「廃れる」と取り違えない。半途而廃は、途中でやめる・放棄する意である。
例文
- 資金が不足したからといって、長年進めてきた研究を半途而廃にするわけにはいかない。
- 新規事業は担当者の異動が重なり、残念ながら半途而廃となった。
- 困難に直面しても目標を半途而廃せず、最後まで取り組むことが大切だ。
分類
類義語
- 中途放棄
- 中道而廃
- 中途半端