道義之交
読み方:どうぎ の まじわり
意味
人として守るべき道徳や正義を重んじ、利益・損得・地位などを目的としない交際や友情のこと。相手を信頼し、正しい道にかなう関係を結ぶことをいう。
由来
「道義」は人として守るべき道徳と正義、「之」は「の」、「交」は交際・交友を表す漢文語である。戦国時代(紀元前4〜3世紀頃)に成立したとされる『荘子』「山木」の「君子之交淡若水(君子の交わりは淡きこと水のごとし)」という、利益を求めない交友の思想が背景にある。「道義之交」はその趣旨を端的に表す成句として用いられる。
備考
「之」は漢文の助詞で「の」の意。日常会話では「道義に基づく付き合い」「利害を超えた友情」などと言い換えることが多い。友情に限らず、信頼を基盤とする人間関係にも用いる。
補足
- 「道議之交」は誤記であり、正しくは「道義之交」。
- 「どうぎしこう」と音読みだけで読むのは誤りで、標準的な読みは「どうぎのまじわり」。
例文
- 二人は金銭や地位とは無縁の、道義之交を長年にわたって結んできた。
- 困難なときにこそ、損得を超えて助け合う道義之交の価値が分かる。
- 短期的な利益だけを追わず、道義之交にも通じる信頼関係を築くことが大切だ。