淡水之交
読み方
たんすい の こう
意味
君子どうしの、利害や打算にとらわれない淡泊で誠実な交際をいう。水のように味が薄く目立たない関係に見えても、互いを尊重するため長く続く友情・人間関係をたとえる。
由来
中国・戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)に成立したとされる『荘子』「山木」篇の「君子之交淡若水、小人之交甘若醴(君子の交わりは淡きこと水のごとく、小人の交わりは甘きこと醴のごとし)」に由来する。この句から、君子の淡泊で長続きする交際を「淡水之交」と表すようになった。
備考
「淡水」は通常の「真水」ではなく、「淡い水」の意。日本語では「淡水の交わり」とも書き、「たんすいのまじわり」と読むこともある。日常会話より文章語・教養的表現で用いられる。
例文
- 二人は頻繁に連絡を取るわけではないが、長年にわたり淡水之交を保っている。
- 利害を離れて互いの仕事を尊重する関係こそ、淡水之交といえるだろう。
- 退職後も折に触れて近況を語り合う彼らには、淡水之交の趣がある。
類義語
- 君子之交
- 管鮑之交
- 金蘭之交
対義語
- 小人之交
- 利害之交