躑躅不進
読み方:ちちょく ふしん
意味
決断できずにためらい、ぐずぐずして前へ進まないこと。「躑躅」は足踏みをしたり行きつ戻りつしたりして、先へ進めないさまを表す。行動・計画・判断などをためらって実行に移せない状態についていう。
由来
中国の古典語で、足踏みして進めないこと・ためらうことを表す「躑躅」と、「進まない」を意味する「不進」を組み合わせた漢語的表現である。特定の故事や単一の典拠となる文献、また日本語の四字熟語として定着した正確な年代は不詳。
備考
硬い漢語的な表現であり、日常会話では「ためらって前に進めない」「躊躇する」などと言うほうが自然。植物名の「躑躅」は「つつじ」だが、この熟語では「ちちょく」と読む。
補足
- 植物名と同じ字を使うが、「つつじふしん」とは読まない。正しくは「ちちょくふしん」。
- 「躊躇不進」と書き換えない。「躊躇」と「躑躅」は意味が近いが、別の語である。
例文
- 新規事業への投資を前に、経営陣はリスクを懸念して躑躅不進の状態に陥った。
- 失敗を恐れて躑躅不進では、せっかくの好機を逃してしまう。
- 彼は進路を決められず、躑躅不進のまま出願の締切を迎えた。
分類
類義語
- 躊躇不決
- 逡巡不前
- 優柔不断
- 躊躇逡巡