蹉跌多難
読み方:さてつ たなん
意味
何度もつまずいたり失敗したりして、困難や災難が非常に多いこと。「蹉跌」は足を踏み外してつまずくことから、物事が思うように進まず失敗することをいう。「多難」は困難が多い意。
由来
「蹉跌」と「多難」を重ねた漢語的な四字表現である。「蹉」はつまずく・しくじる、「跌」は転ぶ意から、「蹉跌」は挫折や失敗を表す。「多難」は困難・災難が多いこと。特定の一つの中国古典を典拠とする故事成語ではなく、現在の四字熟語としての成立時期は不明。
備考
人生・事業・研究・政策など、長い過程で失敗や障害が重なる状況に用いる。単に忙しいという意味ではなく、挫折を伴う苦難の多さを強調する、やや硬い表現。
補足
- 「蹉跌」を「差跌」「蹉鉄」などと書かない。
- 「蹉跌」は「させつ」ではなく、通常「さてつ」と読む。
例文
- 彼の起業への道は資金難や事業失敗が続く、まさに蹉跌多難なものだった。
- 蹉跌多難の末に完成した作品だからこそ、多くの人の心を打った。
- この地域の復興は蹉跌多難であったが、住民は協力して再建を進めた。