多事多難
読み方:たじ たなん
意味
事件・問題・災難などが次々に起こり、落ち着く暇がないほど苦労や困難が多いこと。時代、社会、組織、人生などの状況を表し、「多事多難な一年」「多事多難な時代」のように用いる。
由来
「事が多い」を表す「多事」と、「困難・災難が多い」を表す「多難」を重ねた漢語的な四字句である。特定の一書に由来する故事成語としての典拠や成立年代は明確ではないが、漢文調の表現として日本語の文章語に定着している。
備考
主に文章語・改まった表現で、社会情勢や人生の苦労が多い状況に用いる。「多事多端」は事柄が多く忙しい意であり、必ずしも災難を含まない点が異なる。
例文
- 今年は制度変更や自然災害が重なり、多事多難な一年となった。
- 創業したばかりの会社にとって、資金不足や人材確保など多事多難の時期が続いた。
- 多事多難な時代だからこそ、冷静に情報を見極める姿勢が必要だ。