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趨炎附勢

読み方:すうえん ふせい

意味

権力や勢力のある人に近づき、その機嫌を取って利益を得ようとすること。「炎」は燃え盛る火で、権勢の盛んな者をたとえる。信念を持たず、有力者にこびへつらうという非難・軽蔑の意味で用いる。

由来

中国・宋代(12~13世紀)の陳善による随筆『捫虱新話(もんしつしんわ)』に見える語とされる。「趨炎」は燃え盛る火に近寄る意から、権勢のある者に近づくこと。「附勢」は勢力・権力に付くことをいう。両者を重ね、有力者にへつらい利益を求める態度を表した。

備考

主に人物の処世術・政治的態度を批判する語で、肯定的には用いない。「炎」は火そのものではなく、盛んな権勢のたとえ。日常会話より文章語・評論語として使われる。

補足

  • 「趨炎付勢」と「付」を用いる表記は一般的ではなく、標準的には「趨炎附勢」と書く。
  • 「趨」を「走」と書き換えない。読みは「すうえんふせい」で、「しゅえんふせい」ではない。

例文

  • 彼は出世のために趨炎附勢を重ね、権力者の意向ばかりをうかがっている。
  • 趨炎附勢する政治家ではなく、信念を貫く人物を選びたい。
  • 会社の方針が変わるたびに上司を替えて持ち上げる彼の態度は、趨炎附勢だと批判された。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字