走馬看花
読み方:そうば かんか
意味
馬を走らせながら花を見るように、物事を短時間で大まかに見て回ること。また、内容を十分に理解・吟味しないまま、表面的に目を通すことをいう。
由来
中国・唐代の詩人、孟郊(もうこう)が進士の試験に合格した後、796年(貞元12年)ごろに詠んだ詩「登科後」に基づく。「春風得意馬蹄疾、一日看尽長安花(春風に得意となり、馬蹄は疾く、一日に長安の花を見尽くす)」という句から、馬で駆けながら花を見る意が生まれた。後に、急いで大まかに見る意で用いられるようになった。
備考
原典では、科挙合格の喜びに満ちて長安の花を見尽くす情景を表す。現代日本語では「粗略に見る」「十分に吟味しない」という批判的な含みで使われることが多い。「走馬観花」とも書く。
別表記
- 走馬観花
例文
- 限られた時間で美術館を走馬看花に見て回ったため、印象に残った作品は少なかった。
- 走馬看花の視察だけでは、現場が抱える課題を十分に把握できない。
- 資料を走馬看花で読むのではなく、重要な章は時間をかけて熟読しよう。
分類
類義語
対義語
- 熟読玩味
- 熟視熟考