謹言慎行
読み方:きんげん しんこう
意味
言葉を慎み、行動にも細心の注意を払うこと。軽率な発言や行いを避け、後の結果までよく考えて、慎重に振る舞う態度をいう。
由来
中国の儒教経典『礼記』の「緇衣」篇にある「民謹於言而慎於行(民は言に謹み、行いに慎む)」に基づく。『礼記』は戦国時代(紀元前5~前3世紀)以来の儒家思想を集め、前漢期(紀元前2~前1世紀ごろ)に編纂・整理されたとされる。
備考
主に、人としての慎み深い態度や、公的立場にある人に求められる言動の節度を表す。単に無口でいることではなく、発言・行動の影響を考えて慎重にする意である。
誤用・混同注意
- 「謹厳慎行」とは書かない。正しくは「謹言慎行」。
例文
- 公人である以上、謹言慎行を心掛け、軽率な発言は控えるべきだ。
- 新しい取引先との交渉では、社員全員が謹言慎行の姿勢を保った。
- 失敗を経験した彼は、以前にも増して謹言慎行に努めるようになった。