見義勇為
読み方:けんぎ ゆうい
意味
人として正しいこと、行うべき道義にかなったことだと知ったなら、危険や不利益を恐れず、勇気をもって実行すること。正義のためにためらわず行動する態度をいう。
由来
中国の正史『宋史』の「欧陽脩伝」に見える語。「天資剛勁、見義勇為、雖機阱在前、触発之不顧」とあり、北宋の文人・政治家である欧陽脩(1007~1072年)の剛直で、正義と認めたことを勇敢に実行する人物像を述べたものとされる。『宋史』自体は元代の1340年代に編纂された。なお、思想的には『論語』為政篇の「見義不為、無勇也(義を見て為さざるは、勇無きなり)」とも通じる。
備考
文章語・褒め言葉として用いられることが多く、日常会話では「正義のために勇敢に行動する」などと言い換えられる。「正義と知りながら行動しない」意の「見義不為」とは対照的である。
別表記
- 見義勇爲
補足
- 「見義不為」と取り違えることがあるが、これは「正しいことと知りながら実行しない」の意であり、見義勇為とは反対の内容である。
例文
- 不正な処遇を知った彼は、見義勇為の精神で改善を求めた。
- 事故現場でためらわず救助に駆け付けた行為は、まさに見義勇為である。
- 組織からの圧力があっても、彼女は見義勇為を貫いて問題を公表した。
分類
類義語
- 勇往邁進
- 挺身赴難
- 捨身取義
- 義侠心
対義語
- 見義不為
- 袖手傍観
- 事なかれ主義
この四字熟語に使われている漢字
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