老成持重
読み方
ろうせい じちょう
意味
年齢や経験を重ねて物事に熟達し、落ち着いて慎重に行動すること。また、そのような人柄や態度をいう。「老成」は経験豊かで考え方が大人びていること、「持重」は軽々しく振る舞わず、慎重で重みがあること。必ずしも高齢者に限らず、若い人に対しても用いる。
由来
中国の正史『宋史』の「種師中伝」にある「師中老成持重、為時名将」という記述に由来する。これは北宋の武将・種師中を、経験豊かで慎重な名将として評した言葉である。『宋史』は元代の至正3年~5年(1343~1345年)ごろに編纂された。
備考
主に人の性格・態度や判断を褒める、やや硬い表現。「老成」には大人びた印象もあるため、若者に使う場合は文脈によっては実年齢以上に落ち着いて見えることを表す。
例文
- 彼は若手ながら老成持重で、感情に流されずに会議をまとめた。
- 経営が不安定な時期ほど、老成持重の判断を下せる指導者が求められる。
- 祖父は老成持重の人柄で、家族が困ったときにも慌てず的確な助言をした。