磊落不羈
読み方:らいらく ふき
意味
心が大きく細かなことにこだわらず、何ものにも束縛されないで自由に振る舞うこと。また、そのような人柄や態度をいう。「磊落」は度量が大きくさっぱりしていること、「不羈」はしばりつけられず自由であること。
由来
中国の正史『晋書』に由来する故事成語とされる。『晋書』袁耽伝には、晋代(3~4世紀)の人物である袁耽を「俶儻不羈(しゅくとうふき)」、すなわち才気があり束縛されない人物として評した記述がある。「不羈」に、心が広く小事にこだわらない意の「磊落」が結び付き、「磊落不羈」という四字熟語として用いられるようになった。『晋書』は唐代の646~648年ごろに編纂された。
備考
主に人柄・気風・芸術上の作風などを褒めていう、やや文章語的な表現。「自由気まま」「無責任」という非難だけを表す語ではない。
別表記
- 磊落不覊
補足
- 「磊落不羈」を、単に規則を守らない無責任な態度の意味で用いるのは不正確。度量の大きさや束縛されない気風を肯定的に表す語である。
例文
- 彼は磊落不羈な性格で、相手の肩書きや立場にとらわれず、誰とでも率直に話した。
- 既成の様式に縛られない磊落不羈な作風が、その画家の大きな魅力である。
- 磊落不羈であることと、規則や他人への配慮をまったく顧みないことは同じではない。