生死之交
読み方:せいし の こう
意味
生きることと死ぬことを共にしてもよいと思うほど、深く固く結ばれた友情・交際をいう。単に親しい友人ではなく、苦難や危機の際にも互いを見捨てず、命を懸けて助け合うような間柄を表す。
由来
中国の元代(13~14世紀)の戯曲、鄭徳輝(ていとくき)の『梅香』の楔子に見える「我和你是生死之交,何須恁般」という用例に由来するとされる。「生死」は生と死、「之」は「の」、「交」は交わり・友情の意で、生死を共にするほどの交友を表した。
備考
「生死の交わり」と訓読することもあるが、四字熟語としては「せいしのこう」と読むのが一般的。日常会話よりも、友情の強さを強調する文章語・格調高い表現で用いられる。
別表記
- 生死の交
誤用・混同注意
- 「生死之交」は非常に強い友情を指すため、単に仲のよい知人や仕事上の付き合いに用いると大げさに響くことがある。
- 「生死の交」と「生死の交わり」は同義だが、「生死之交」を「せいしのまじわり」と読むのは四字熟語としての標準的な読み方ではない。
例文
- 二人は戦地で苦楽を共にした生死之交であり、今も互いを家族同然に信頼している。
- 会社の利害だけで結ばれた仲ではなく、困難な時期を支え合った生死之交だ。
- 彼は恩人を生死之交の友として迎え、危険を承知で救出に向かった。
分類
類義語
対義語
- 反目成仇
- 点頭之交
- 浅い交際