狼狽万状
読み方:ろうばい ばんじょう
意味
ひどく慌て、どう対処すべきか分からず、取り乱しているさま。予期しない事態に直面して、顔色や言動に落ち着きがなくなるほど混乱することをいう。「万状」はさまざまな状態・ありさまの意で、慌てぶりが甚だしいことを強調する。
由来
中国・南朝宋の劉義慶が5世紀前半に編んだ『世説新語』に見える成語とされる。「狼狽」はひどく慌てて進退に窮すること、「万状」はさまざまなありさまを意味する。両者を合わせ、慌てふためく様子が極めて甚だしいことを表す。
備考
主に文章語として、深刻な混乱や取り乱しを強調する際に用いる。「少し驚いた」程度の軽い場面には大げさになりやすい。
別表記
- 狼狽萬狀
補足
- 「狼狽万丈」と書くのは誤り。正しくは「狼狽万状」である。
- 「万状」を「非常に背が高い」の意の「万丈」と取り違えない。
例文
- 突然の停電に見舞われ、会場スタッフは狼狽万状となった。
- 記者から厳しい質問を受けた彼は、狼狽万状の面持ちで答えに詰まった。
- 機密情報の流出を知らされ、担当者は狼狽万状に陥った。