独断偏見
読み方:どくだん へんけん
意味
自分だけの判断に頼り、他人の意見や客観的な根拠を十分に考慮しないこと。また、その結果として生じる、偏った見方や考え方をいう。批判的な意味で用いられることが多い。
由来
特定の中国古典に由来する故事成語ではない。「独断」(他人の意見を聞かずに自分だけで判断すること)と「偏見」(一方に偏った見方)を結び付けた漢語的な四字熟語である。成立時期を特定できる典拠は不明だが、近代以降の日本語で定着した表現と考えられる。
備考
主に「独断偏見に基づく」「独断偏見を排する」のように用いる。単に自信をもって判断することではなく、客観性や公平さを欠く判断を批判する語である。
補足
- 「独断専行」と混同しない。「独断専行」は自分だけで方針を決めて行動することに重点があり、「独断偏見」は判断や見方の偏りに重点がある。
- 客観的・中立的な判断を表す語だと誤解しない。通常は批判的な意味で用いる。
例文
- その報告書は十分な調査を欠き、著者の独断偏見が目立つ。
- 独断偏見で人を評価せず、複数の意見を聞いて判断するべきだ。
- 彼の発言には独断偏見が含まれているとして、会議で反対意見が出された。