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犬吠驢鳴

読み方:けんばい ろめい

意味

犬がほえ、ろばが鳴くこと。転じて、耳障りで品格のない音声、特に内容や表現が拙く低俗な詩歌・文章をいう。人の作品を厳しく低く評価する際に用いる表現である。

由来

中国・北斉の学者、顔之推(531年頃〜591年以後)が6世紀後半に著した『顔氏家訓』の「文章」篇に見える語。犬のほえる声とろばの鳴き声を、洗練されていない詩文のたとえとして用いたことから、拙劣で耳障りな詩文・表現を指す四字熟語となった。

備考

主に詩文・文章・発言などを「低俗で拙い」と強く非難する語であり、日常会話ではまれ。相手の創作物や発言に直接用いると侮辱的になりやすいため、使用には注意が必要。

誤用・混同注意

  • 「犬吠馬鳴」と書くのは誤り。正しくは、ろばを表す「驢」を用いて「犬吠驢鳴」という。
  • 単に動物の鳴き声がにぎやかな様子を表す語だと誤解されることがあるが、通常は拙く低俗な詩文・表現への批評として用いる。

例文

  • この詩は韻を踏むことだけに執着しており、批評家から犬吠驢鳴にすぎないと評された。
  • 他人の作品を犬吠驢鳴と決めつける前に、どこが問題なのかを具体的に示すべきだ。
  • 格調高い文章を目指すなら、犬吠驢鳴と受け取られかねない安易な語句の羅列は避けたい。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字