牛馬風塵
読み方:ぎゅうば ふうじん
意味
牛や馬が風や土ぼこりの中で働かされるように、世間の雑事や生活のために奔走し、苦労の多い日々を送ること。多くは、仕事や生計に追われて心身を休める暇もない境遇をいう。
由来
「牛馬」は人に使われて働く牛や馬、「風塵」は風に舞う土ぼこり、転じて世俗のわずらわしさや旅・奔走の苦労を表す。牛馬が風塵の中を苦労して働く姿を、人が世間の雑事に追われる境遇にたとえた語である。特定の古典に由来する故事としての確実な出典・成立年代は不詳。
備考
主に文章語として用いられるやや古風な表現。「牛馬のように働く」という比喩を含むため、他人の境遇に用いる際は、苦労をねぎらう文脈かどうかに配慮するとよい。
例文
- 家計を支えるため、彼は若い頃から牛馬風塵の生活を続けてきた。
- 都会で牛馬風塵の日々を送るうちに、故郷の静かな暮らしが恋しくなった。
- 牛馬風塵に明け暮れるだけでなく、ときには自分を休ませる時間も必要だ。