燕石妄珍
読み方:えんせき もうちん
意味
価値のない石を宝石だと思い込んで大切にすること。転じて、つまらない物・考え・能力などを、価値あるものだと誤って信じて自慢したり執着したりすることをいう。自分の価値判断の誤りを戒める表現。
由来
中国の故事に由来する。宋の愚かな人が燕石を得て宝物と思い込み、大切にしまっていたところ、見物に来た周の客に笑われたという話から、価値のないものを宝だと誤認して珍重することをいう。
備考
他人の所有物をむやみに「価値がない」と非難する語ではなく、価値判断を誤っていることへの戒めとして用いる。日常会話より文章語・教養語として使われる。
例文
- 専門家の助言を聞かず、時代遅れの方法に固執するのは燕石妄珍になりかねない。
- 彼は粗悪な模造品を名品だと信じて自慢しており、まさに燕石妄珍であった。
- 自社の成功体験だけを絶対視せず、燕石妄珍に陥っていないか検証する必要がある。
分類
対義語
- 明察秋毫
- 慧眼独具
この四字熟語に使われている漢字
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