魚目混珠
読み方:ぎょもく こんじゅ
意味
魚の目のように真珠に似ているが価値のないものを、本物の真珠に混ぜる意から、偽物・粗悪なものが本物・優れたものの中に紛れ込むこと。また、偽物を本物らしく見せて人を欺くことをいう。
由来
中国・後漢時代(2世紀ごろ)の魏伯陽が著したと伝えられる『参同契』にある「魚目豈為珠(魚の目がどうして真珠になろうか)」という句に基づく。魚の目と真珠は外見が似ることがあるが、価値はまったく異なることから、偽物が本物に紛れるたとえとなった。『参同契』の成立時期・作者には諸説ある。
備考
単にさまざまな物が混ざるという意味ではなく、価値の低い物・偽物が、本物や優れた物に紛れ込むという否定的な意味で用いる。「玉石混淆」と近い。
誤用・混同注意
- 単に種類の異なるものが混在する意味で使うのは不適切。本物に紛れた偽物・粗悪品という否定的な含みがある。
- 「魚目混玉」は誤り。正しくは「魚目混珠」。
例文
- 市場には正規品に似せた模造品が出回っており、魚目混珠の状態にならないよう購入先を確かめる必要がある。
- 応募作品を公平に審査するには、魚目混珠の中から真に優れた企画を見抜く目が求められる。
- インターネット上の情報は魚目混珠なので、出典を確認せずに拡散してはいけない。
分類
類義語
- 玉石混淆
- 玉石混交
- 玉石雑糅
対義語
- 真贋分明
- 玉石分明