混然一体
読み方:こんぜん いったい
意味
さまざまな物事や要素がよく混じり合い、個々の区別がつかないほど、一つのまとまりになっていること。特に、異なる性質のものが自然に融合して、調和の取れた全体を成しているさまをいう。
由来
中国・北宋期(11世紀後半)の儒学者、程顥・程頤兄弟の言行を収めた語録『二程遺書』に見られる語に基づく。「渾然一体」と表記され、未発・已発などを分けず、すべてが一つにまとまっている状態を説いた表現である。日本では「混然一体」とも書く。
備考
「混然」は、種々のものが混じって区別がないさま。「混乱している」という否定的な意味に限らず、異質な要素が自然に溶け合う調和的な状態にも用いる。
別表記
- 渾然一体
補足
- 「混然一対」と書くのは誤りで、正しくは「混然一体」。
- 「混然」を単に『混乱している』という意味に限定して解するのは不正確である。
例文
- この庭園は、自然の地形と人工的な建築物が混然一体となっている。
- 伝統的な技法と最新技術が混然一体となった舞台作品に、観客は魅了された。
- 長年の経験を通して得た知識と直感が混然一体となり、彼女は的確な判断を下した。
分類
類義語
対義語
- 判然二分
- 分離分裂
- 支離滅裂