渾然一体
読み方
こんぜん いったい意味
複数のものが溶け合うようにまとまり、区別できないほど一つになっていること。人・組織・要素・雰囲気などが自然に調和し、全体として統一された状態をいう。由来
「渾然」は、全体がまじり合って境目がないさま、「一体」は一つのからだ・一つのものという意味。漢語由来の語構成で、中国古典の表現に基づく語彙と考えられるが、「渾然一体」としての初出年・成立時期は未詳。日本では近世以降の漢文調・評論文などで用いられ、近代以降一般化した。備考
肯定的に「調和して一つになる」意味で使うことが多いが、要素が入り混じって判然としない状態にも使える。「混然一体」とも書く。例文
- 祭りでは町の人々と観光客が渾然一体となって踊り続けた。
- この小説は現実と幻想が渾然一体となった独特の世界を描いている。
- 新しいチームは、営業部と開発部が渾然一体となって課題解決に取り組んでいる。
- 音楽、照明、舞台美術が渾然一体となり、忘れがたい公演になった。
- 古い街並みと現代的な建築が渾然一体として存在するところに、この都市の魅力がある。
類義語
- 一体化
- 融合
- 一体不可分
- 水乳交融
- 混然一体
対義語
- 四分五裂
- 支離滅裂
- 分裂状態
- ばらばら
- 不統一