水深火熱
読み方
すいしん かねつ
意味
水が非常に深く、火が非常に熱いという字義から、逃げ場のないほど苦しく悲惨な境遇に置かれていることをいう。戦乱・圧政・災害・貧困などによって、人々が極度の苦しみを受ける様子を表す。
由来
中国の古典『孟子』「梁恵王」篇に由来するとされる。紀元前4世紀ごろの戦国時代、中国の思想家・孟子の言葉をまとめた書物である。「水深火熱」は、民衆が深い水や熱い火の中にいるかのような、きわめて苦しい状態をたとえた表現として伝わった。
備考
主に戦争・災害・圧政・深刻な貧困など、社会的で非常に悲惨な状況に用いる。日常の小さな苦労には大げさになりやすい。「水深火熱の苦しみ」「水深火熱の中に置く」の形で使われる。
例文
- 長年の戦争によって、その地域の人々は水深火熱の苦しみを味わった。
- 圧政で民を水深火熱の中に置くような政治は、決して許されない。
- 支援が届かなければ、被災者は水深火熱の状況から抜け出せない。