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歳寒松柏

読み方:さいかん しょうはく

意味

厳しい困難や逆境に遭遇して初めて、その人の節操・信義・忠誠心の堅さが分かるということ。また、困難にあっても信念を曲げない、節操の堅い人物をたとえていう。寒い季節にも枯れずに青々としている松や柏になぞらえた表現。

由来

中国古典の『論語』「子罕」にある孔子の言葉「歳寒、然後知松柏之後凋也(歳寒くして、然る後に松柏の凋むに後るるを知る)」に基づく。春秋時代の孔子(紀元前551〜479年)の思想を、戦国時代頃までに弟子たちが編纂したとされる。寒い時期になって初めて松や柏がほかの草木より遅く枯れることが分かる、という比喩から生まれた。

備考

「松柏」は松と柏(常緑樹)を指す。人物の忠節・信義・不屈の精神を褒める硬い表現で、日常会話より文章語・演説・評伝などで用いられる。「歳寒の松柏」ともいう。

補足

  • 単に冬の松や柏を表す語ではなく、逆境で明らかになる節操や忠誠をたとえる比喩として用いる。
  • 「柏」を「拍」などと誤記しない。

例文

  • 会社が危機に陥ったときにも仲間を見捨てなかった彼は、まさに歳寒松柏の人だ。
  • 順調なときには分からないが、逆境に立たされてこそ歳寒松柏の真価が現れる。
  • 不当な圧力にも屈せず研究の公正さを守った教授の姿に、歳寒松柏の精神を見た。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字