枘鑿相容
読み方:ぜいさく そうよう
意味
ほぞ(木材の接合部の突起)と、そのほぞを受ける穴がぴったり合うように、二つの物事・人・意見などがよく適合し、互いにうまく調和することをいう。特に、性格や考え方、役割と能力などの相性が非常によいことのたとえ。
由来
中国・明代の劇作家、沈鯨の戯曲「双珠記」に見える語とされる。成立は16世紀末ごろとみられる。「枘」は木材の先端に作るほぞ、「鑿」は鑿で穿ったほぞ穴を表し、両者がぴったり合うことから、物事がよく適合する意味になった。
備考
日常会話ではあまり用いられない、文章語的で格調の高い表現である。対義的な語として、性質などがかみ合わないことをいう「方枘円鑿」がある。
誤用・混同注意
- 「方枘円鑿」と混同しない。「方枘円鑿」は、物事や人の性質がかみ合わず、適合しないことをいう。
例文
- 両者の研究姿勢は枘鑿相容の関係にあり、共同研究は長年にわたって円滑に進んだ。
- 新しいシステムは既存の業務フローと枘鑿相容で、導入後の混乱もほとんどなかった。
- 彼の調整力は、この役職に求められる資質と枘鑿相容している。
分類
類義語
対義語
- 方枘円鑿
- 格格不入
- 水火不容