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杯弓蛇影

読み方

はいきゅう だえい

意味

疑いの心や恐怖心にとらわれると、実際には何でもないものまで恐ろしいもの・怪しいものに見えてしまうこと。根拠のない疑念によって、自分自身を不安に陥れることをいう。

由来

中国の『晋書』楽広伝に由来する故事成語。西晋の楽広(3世紀後半〜4世紀初め)の客が、杯に映った壁の弓の影を蛇だと思い込み、酒を飲んだ後に病気になった。楽広が原因を示すと客の病は治ったという話から生まれた。『晋書』は唐代の648年ごろに編纂された。

分類・構成

備考

主に文章語・教養的な表現として用いられる故事成語である。「実在しない危険を見誤る」という点に重点があり、単なる慎重さを非難する語ではない。

例文

  • 根拠のないうわさを信じて同僚を疑うのは、杯弓蛇影というものだ。
  • 一度詐欺に遭った彼は杯弓蛇影となり、何気ないメールにも裏があるのではないかと警戒した。
  • 事実を冷静に確認すれば、杯弓蛇影のような不安は解消できる。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字